世界ふしぎ発見レギュラー最終回を終えて
まずはじめに、
草野仁さん、黒柳徹子さん、坂東英二さん、野々村真さん、石井亮次さん
ミステリーハンターの皆さん、制作スタッフの皆さん、撮影技術の皆さん、スタジオ技術の皆さん、
ナレーターの皆さん、ボイスオーバーの声優の皆さん、音効の半藤さん、溝口さん、
本当にお疲れ様でした。
草野さんがおっしゃった
「22歳で社会に出て、定年を迎えることと同じ時を迎えた世界ふしぎ発見」がひとまず最後の航海を終えました。
そんな、時間的空間、テレビ史上類を見ない番組に、31年も私が共に歩むことを許されたことにあらためて感謝しかありません。
番組が始まった1986年、世界を扱うクイズ番組は数多くありました。
その中で歴史をテーマに扱う「日立世界ふしぎ発見」
過去のこと(勉強上の歴史)など、どうでもいいではないかを思っていた私ですが、「歴史と遊ぶ」そのテーマの取り上げ方が面白く、歴史嫌いの私が一気に世界ふしぎ発見のファンになってしまいました。
こんな番組の一員になりたい、、
こんな番組のミックスがしたい、、
その後、会社を辞めて自分のやりたいことをやるために試行錯誤をしていた時、イマジカが赤坂に新たな拠点を作るタイミングで運良く業務委託契約を結ぶことができました。
そして、そこに「世界ふしぎ発見」が新規案件として来たのです!
絶対に担当ミキサーになりたい!
しかし当初は、そこにいたミキサー各位での持ち回りで担当する事になりました。
その一員になれた事、もちろんそれだけでも光栄なことですが、
色々な事情が重なり400回スペシャル(1994年5月21日放送)から世界ふしぎ発見が私単独の担当になりました!
(夢のよう、、、)
毎回、いろんなことを挑戦したがる制作陣、
大御所すぎるナレーターの方達、
ボイスオーバーだけで来るには勿体なさすぎる声優さんたち、
魅力とスキルの塊のミステリーハンターさんたち、
毎回、楽しすぎる現場!
毎回、発見がある現場!
特に、新型コロナの影響があった期間は、ふしぎ発見でないとお会いすることが出来ないであろう、世の中で大活躍している方達との作業は、
刺激以外あり得ません!
そんな中で特に感じるのは、出演してくださる方々の「ふしぎ発見愛」です。
こんなにスムースに進む現場は世界中にないのではないのかと思うほど、
ふしぎ発見を楽しみ、面白さを共有してもらうためにどう伝えるのかを模索する集団になる。
そんな濃厚な31年を過ごすことができました。
(ざっっくりーーー)
本当にありがとうございました!
特に大好きな、家弓家正さん、小林清志さん
と、いっしょに長く仕事できたことは私の一生の宝物です。
しかし、まだこの宝箱に鍵をかけるつもりはありません。
また、みなさんとふしぎの世界でお会いできる日を夢見て、精進して参ります!
ミキサー 森岡浩人